物を持ったり、字を書いたり、
手を使ってできることがあるからこそ、
私たちは手を認識し、手を理解することができます。
手を使う何かが存在しなければ、
私たちは手がなんのためにあるのか理解することも、
そもそも、手があるということを認識することも困難なのです。
同じように、
目の前で起こる出来事はすべて、
あなたにとって心地のよいことも、そうでないことも、
嬉しいことも、悲しいことも、
すべてが「あなた」を認識し、理解するために起こります。
自己啓発や、自分探しをしている人が
「人生の棚卸し」という表現をしたりしますが、
これまでの経験、出来事、感情…
あなたは、これまでにどんな経験をし、
そこには、どんなあなたが存在していましたか?
それらを繋ぎ合わせると、
「あなた」という存在をどう理解し、
どう認識することができますか?
あなたが嬉しいと感じた出来事は、
あなたの満たされポイントを、
あなたが嫌だと感じた出来事は、
あなたが大切にしているものが何かを、
教えてくれるヒントになります。
ブレたり迷ったり、
人や環境の影響を受けやすい人こそ、
ふり返ってみてくださいね。