直感力と一言で言っても、「何を感じるか」「どのように感じるか」「どのように受け取るか」は人それぞれです。
感覚には、大きく分けて「視覚」「聴覚」「触覚」「知覚」の4つの分類があり、それぞれの感覚の中でも多様な感じ方、受け取り方が存在します。
ここでは、あなたの直感力を簡易的に診断し、どの感覚に重きを置いて過ごしているのか、あなたの直感力の傾向をチェックすることができます。
診断方法
- 下の直感力診断で、4つの感覚、各10個の質問に「Yes」か「No」でお答えください。
- 「視覚」「聴覚」「触覚」「知覚」それぞれの「Yes」の数と、全部の「Yes」の数を合計した数を出してください。
- 2.で出した数字を使って、【各感覚の「Yes」の数÷全部の「Yes」の合計】を計算します。
- 出てきた数字に100を掛けると、あなたがどの感覚をどのくらいの割合で使っているのかを確認することができます。
- 考えすぎないよう、テンポよく答えていきましょう。
- 考えて止まってしまった場合は、その質問を最後に回して先の質問に進んでください。
- 計算例は診断結果でご紹介しています
「直感力」診断
- 一度見た景色や人の顔を覚えるのが得意だ
- 髪型や服装など、人の変化によく気がつく
- 待ち合わせや偶然すれ違う知人を見つけるのが得意で、相手よりも先に気づくことがほとんどだ
- 突然光を感じたり、視界の端で影が動くのをよく見かける
- 過去を思い出したり、人の話を聞いているときは、情景がイメージとなって頭の中に浮かんでくる
- 時計や車のナンバーなどで「111」「555」「7777」など同じ数字の並びをよく見かける
- 壁にかけられた絵や時計が少しでも斜めになっていると気になる
- 物を購入するときは見た目を重視する傾向にある
- 人の表情の変化や視線の動きは見逃さない方だ
- 人の周囲にオーラや光が視えることがある
- 見ていなくても誰が喋っているのかわかるなど、人の声を聴き分けるのが得意だ
- 名前を呼ばれた気がするなど、「空耳だったかも?」と感じることがよくある
- 人があまり気にしない小さな物音や風音が気になる
- 人に言われた言葉に影響を受けやすい、または、頭に残りやすい
- 寝ている際に見た夢で覚えているのは、イメージよりも人の言葉や音の方だ
- モスキート音(高周波音)が聞こえる方だ
- 耳の中や頭の中で、ずっと音がしている感じがする
- テレビやラジオ、周囲で話している人の声が不意に大きく耳に入ってくることがよくある
- メロディーを覚えるのが得意
- 別々の人、場面で同じ言葉や同じ内容の話を何度も聞くことがある
- 近くにいる人が笑っていると楽しくなり、怒っているとイライラするなど、周囲の人の感情が移りやすい
- 動物や植物に話しかけられていると感じることがある
- 椅子の座り心地や服や食器の質感など、触れるものの質感が気になる方だ
- 突然 花の香りを感じたり、泥臭さを感じるなど、そこにないものの匂いを感じることがよくある
- 人混みが苦手で気分が悪くなることがよくある
- 空気を読むのが得意だ
- 肌にホコリや髪の毛が触れると気になってしまう
- 言葉にしなくても相手のしてほしいことがわかる
- 物に触れると、それを使っていた人の想いが伝わってくる
- 「嫌な予感」がよく当たる
- 「知っている」「わかる」という感覚を覚えることがしばしばある
- 知らないはずのことも、聞かれるとなぜか説明していることがある
- なんでも知っていると思われやすく、質問や相談を受けやすい
- 頭の中で常に喋っている(一人、またはもう一人の自分と)
- 人の嘘を見抜くのが得意だ
- 起きている状況をみて、何が起きているのか、なぜ起こったのか、目に見えない部分まで的確に見抜くことができる
- 次々にアイデアが溢れてくる
- 同じ問題を抱えても、人に比べて悩まない方だ
- 人の言動を洞察するのが得意だ
- 買って出ているわけではないのに、リーダーやまとめ役、頼られる立場になりやすい
診断結果
質問への回答が終わったら、以下の計算式に当てはめて、あなたがどの感覚をどのくらいの割合で使っているのか、どの感覚を優位に持っているのかを確認してみましょう。
<計算式>
【各感覚の「Yes」の数÷全部の「Yes」の合計】
<計算例>
視覚 7個、聴覚 3個、触覚 4個、知覚 1個だった場合、【視覚:7÷(7+3+4+1)×100=46.6%】となり、4つの感覚の中でも、半分近い割合で視覚優位にあることがわかります。
「視覚」の割合が高かった方
視覚優位のあなたは、肉体的な目やこころの目で「視る」ことを通して情報を得、自分に向けられたサインを受け取ることが得意な傾向があります。中には、「見えるはずのないものを視た」という経験のある人もいるかもしれません。
また、審美眼に優れている人でもあり、美や芸術方面で能力を発揮する人もいる半面、視えるものの影響を受けすぎてバランスを崩してしまうこともあります。
不意に目に留まった印象的な情景や数字、どこからともなく舞い降りてくる羽根や蝶々、意思とは無関係に頭の中に描き出されるビジョンやイメージは、あなたに向けられたサインです。
偶然そこに存在していたもの、と軽視せず、あなたの注意を引きつけるもの、あなたに必要な情報を発しているものとして、意識して「視る」ことを心掛けることで、よりあなたの視覚が磨かれ、必要な情報、サインを直感的に受け取れるようになります。
「聴覚」の割合が高かった方
聴覚優位のあなたは、肉体的な耳やこころの耳で「聴く」ことを通して情報を得、自分に向けられたサインを受け取ることが得意な傾向があります。「不意に誰かの声が聴こえて難を逃れた」という経験のある人もいるかもしれません。
また、メロディーや音程の調和/ズレに敏感なため、音楽方面で能力を発揮する人もいる半面、生活音や周囲の人の話し声など、些細な音や声が常に耳に入ってきて、どこにいても落ち着かないと感じている人もいるでしょう。
知人の声を通して何度も聞こえてくる言葉や、あなたの注意を惹きつける音楽は、あなたに向けられたサインです。空耳と片づけてしまわず、その言葉や音楽について調べてみるとおもしろい発見と出逢えるはず。
ゆったりとした心地好い音、音楽を身近に置き、落ち着かない場所ではイヤープラグやイヤホンをうまく活用していくことで、あなたの聴覚が磨かれ、必要な情報、サインを直感的に受け取れるようになります。
「触覚」の割合が高かった方
触覚優位のあなたは、体感覚や感情を通して「感じる」ことで情報を得、自分に向けられたサインを受け取ることが得意な傾向があります。人によって味や香りに敏感な人、肌感覚に敏感な人もいます。
人の感情や感覚を感じ取りやすく、人の気持ちや痛みの理解できる思いやりのある人です。人の話を聞く立場になりやすく、また、「あなたと話していると癒される」と言われることも多いでしょう。半面、自分の感情と人の感情を混同してしまいやすく、実際には感覚の扱いに困惑していたり、「気にしすぎ」と片づけられて傷ついた経験のある人もいるかもしれません。
五感を通してあなたの注意を惹きつけるもの、何の前触れもなくあなたのこころとからだを揺り動かすものは、あなたに向けられたサインです。
このタイプの人は、こころとからだをフルに使って感覚を受け取るため、しっかりとした休息が必要です。意識的に一人の時間を持ち、心地好さを感じられる空間、リラックスできる空間を用意しておくことで、バランスを保ちながら必要な情報、サインだけをより直感的に受け取れるようになります。
「知覚」の割合が高かった方
知覚優位のあなたは、思考を通して「知る」「わかる」ことで情報を得、自分に向けられたサインを受け取ることが得意な傾向があります。「学んだことがないのになぜだか知っている」「初めてきた場所なのに懐かしさを覚える」といった経験が少なくないでしょう。
どこにいても頼られやすい傾向にあり、まとめ役に抜擢されたり、サポーターとして人を支援したりといった立ち位置にいることで能力を発揮します。半面、「知っている」「わかる」ことが当たり前だと感じやすく、完璧を自分にも他者にも求めやすい傾向がある他、一人の時間を好むため、社交的であるようにみえていても、実のところ他者とは距離を置く傾向にあります。
また、「降りてくる」と言われるように、不意に「答えがわかる」「確信を得る」といった感覚を持ちやすい人でもあり、常にアイデアが豊富です。
このタイプの人は、常にあたまがフル回転していますが、「降りてくる」瞬間は、ふと緊張が解け、ある種“スキ”ができたとき。メリハリを持ち、思考に休息を与えることで、必要な情報、サインだけをより直感的に受け取れるようになります。
直感力を磨き、もっと活かしたい方へ
「直感力」診断でわかることは、あくまでも優位性と傾向です。
直感力は、十人十色。
一人ひとり感じ取る力、受け取る力に違いがあり、また、4つの感覚を複合して自分に合ったバランスで持ち合わせていますので、あなたの直感力を詳しく知るためには、「画一的な診断」「他の人と同じ診断」だけで明確に知ることは困難です。
また、直感力は、高めることも鈍らせることもできます。
今回わかったあなたの優位な感覚を磨きながら、あなたの直感をお仕事にしてみませんか?